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Greetings; "Welcome to Kyoto University!"

  新入生の皆さん、京都大学ご入学おめでとうございます!
一心に勉学に打ち込まれてついに勝ち取った合格です。きっと喜びもひとしおでしょう。医学部ESSを代表しまして心からお祝いいたします。

  さて、新入生のみなさんがこれから通う大学とは、どんなところなのでしょう。入学を控えた皆さんは期待と不安で半分半分ですかね……実は、大学は高校の延長線上にありながら、全く異なった場所です。一般教養では取りたい授業を自分で選べ、卒業に必要な条件さえ満たせば、どんな組み合わせでも認められます。授業時間外に何をするかも自分次第です。バイトに打ちこんでもいいですし、部活に大学生活をかけてもいい。はたまた興味のある研究活動をしているラボに通ってもいい。授業はそこそこに高校時代に没頭できなかった趣味に心血を注いでもいいのです。このように、選択肢がたくさんあって、かつまるっきり自由な場に身を置くことは、みなさんにとって初めての体験なのではないでしょうか?

  大げさに言えば、みなさんが入学してまもなく、自分が所属する部を決めることも、その自由のなかでの決断の一つ。新歓期を通じていろんな団体のいろんなイベントに参加して、自分の好きな部活を見つけてください!そして、私たちの部活、「医学部ESS」も、そんな新入生のみなさんの選択肢の一つになりたいと思っています!

  医学部ESS(Medical ESS = MESS = めす)とは、医学部医学科・人間健康科学科・薬学部薬学科・薬科学科の4学部から、合計110名のメンバーが所属している医学部文科系最大の部活です。「ESS」は「English Speaking Society」の略で、日々英語を使ったコミュニケーション力を磨いています。「英語」と聞くと、受験期の大変だった思い出がフラッシュバックしてしまう方もいるかと思いますが()、この部活では和気藹々とした暖かい雰囲気の中で、みんなで仲良く楽しく英語を学んでいます!

  具体的に何をしているのか紹介しましょう。この部活は大きく分けて2つの活動をしています。それが「プラクティス(プラ)」と「英語を使った競技」です。まずはプラクティスですが、毎日の昼休み行う「昼プラ」と、定期的に放課後行う「夕方プラ」があります。昼プラでは昼休みに部室に集まり、決まったテーマに従って英会話の練習をしたりリスニングをしたり、英語の口語表現を学んだりしています。夕方プラでは洋画を見たり英語のゲームをしたりしています。どちらのプラも毎回バラエティーに富んでいて、楽しく英語力を鍛えることができます。このほかにも数人の部員が集まって英字新聞を読む会を開く、留学生を招いて生の英語に触れるなど、自主的な活動も持たれています!

  つづいて英語を使った競技についてです。医学部ESSは阪大・神大・大阪医科大学など、西日本の約20の医学部の同種団体とともに連盟(WJEMA=West Japan ESS Medical student Association)に加盟していて、年数回行われる大会で英語を使った競技で競い合っています。競技はSpeechDebateBMC(Basic Medical Conference=基礎医学に関するプレゼンテーション)と分かれていて、部員はそのいずれかの競技(セクション)に参加するのです。それぞれ全く毛色の違う競技です。Speechでは聴衆にしてほしいことを7分で伝え、Debateではある議題に対して肯定側と否定側に分かれて激しい議論を交わし、BMCでは美しい英語とプレゼンテーションで最先端の医学知識を発表します。それぞれのセクションで大会前は真剣に準備に打ち込み、本番でそれを発揮できた時の達成感や喜びは、体育会系の部活の引けを取らないほどだと思います笑。入部したての1回生は夏の大会(JEMA)に向けてSpeechを作り、その後DebateBMCに触れる機会があり、2回生までに入るセクションを決めるという流れを取ります。詳しくは入部説明会や、各セクションの紹介を兼ねた夕方プラ(チラシ参照)に参加してみてください!

  では、この部活に入ると得られるものはなんでしょうか……? 私は2つあると思っています。1つはもちろん英語力です。それも実際に人と話し、コミュニケーションするための英語。毎日のプラでは英語の基礎力を高められますし、各競技では、限られた時間で人に言いたいことを十分に伝える話し方を否が応でも考えます。これを通して英語は洗練され、実力は高まるでしょう。2つ目はいろんな人と仲良くなれることです。100名超を抱える部活です。いろいろな背景を持つ人と交流でき、素敵な友を、そして先輩を見つけられるはずです。また、前述したWJEMAでは競技大会だけでなく、ハロウィンパーティー、クリスマスパーティーや、春にはみんなで旅行にも行くなど、イベントがいっぱいです。これらを通して京大の中だけでなく、関西、四国、中国、九州の大学のみんなとも輪を作ることができます。豊かな英語力と友達関係は、きっとみなさんの大きな糧となるでしょう。

  京都大学に入ったみなさん。今や英語は話せて当然のものです。将来医学の世界では、読む論文も英語、発表するときも英語、学会で会話するときも英語です。1回生の必修科目にさえ英語講義が登場する今、その重要性が低くなることはこれからも決してないでしょう。英語力は、英語を使わないと伸びません。せっかく受験勉強で培ったその力を将来にむけてさらに育て開花させるために、医学部ESSでともに楽しい大学生活を送りませんか?新歓イベントなどへのみなさんの参加を、個性的で面白い先輩たちとともに心よりお待ちしています!

2019年3月
京都大学医学部ESS
部長  平井将隆

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